こんにちは
かねしろ@pinkrootです。
先週、Startup Weekend Okinawaが開催され、無事終了したそうです。
残念なことに、私は福岡に学位授与小論文試験を受験しに行っていたので参加できませんでしたが、
運営の方に懇意にしてもらっていたり、事前説明会で講演をしたという背景もあって、
無事に成功したとの知らせを頂いて喜んでいました。
ということで(?)、
とても遅い報告となりますが、僕が参加してきたStartup Weekend Tokyoについて感じたことなどをまとめておきます。
Startup Weekendとは
そもそもStartup Weekendとはなんぞや、という方に向けて簡単な説明を。
Startup Weekendとは金曜の夜に集まった参加者でチームを組み、
日曜の夕方までにビジネスを考え、それをプレゼンするという取り組みです。
公式サイトなどでは
54時間で起業にチームでチャレンジするイベントです
などと説明されています。
ここで考えるビジネス、というのは決してアイディアだけではなく、またハッカソンのようにモノを作ればいいというものでもありません。
Lean Startupの考えに基づき、しっかりと顧客を捕まえたうえでMVPを作り上げる、ということを求めています。
MVPというのはminimal viable productの略で、「ビジネスの最小単位」です。
「これがあればビジネスが成り立つ(かどうかを検証できる)」というものです。
単なるプロトタイプとは異なる、というのがミソ。
全体の流れについて
会場について
沖縄人の僕にとっては「魔境」と類義語である「渋谷」でStartup Weekend Tokyoは行われました。
サイバーエージェントさんの会議室を提供して頂いたとのことで、広い会場でのびのびとイベントを楽しむことが出来たのでよかったです。
ピザとビール
まずは参加者でピザやビールを手にテキトーに喋ったりします。
この時点で外国人比率が結構高い事に気づいて不安に。
結果的には普通に英語で会話したり出来たので自信につながったんですが。
アイスブレイク
食事が済んだら、突如「適当な単語」の募集が始まりました。
50ほど単語が挙がったらその場でテキトーが作られました。
何が起こるんだろうとわくわくしていたら挙げられていた単語を2つ、チームで選ぶように指示され、
選んだ直後には「それらを組み合わせて新規事業を考え、ピッチ(短時間で行うパワポも使わないプレゼン)をしなさい」という指示が。
僕の参加したチームは「ハゲ」と「Startup」という単語を選んでいたので、それを使って「禿頭を広告エリアとして販売する」というビジネスを考えてピッチしました。
全チームのピッチが終わった後、運営のLeeさんが「今のピッチのうち、いくつを覚えていますか?」と会場に問いかけました。
言われてみれば、十数個もピッチが行われたはずなのに2つ程度しか覚えていません。
このことから「どのようなアイディア、話し方だと記憶に残るのか」を考える重要性に気づくことができました。
こんな序盤から「実感を持って学ぶ」ということができるなんて、Startup Weekend凄い。
ピッチコンテスト
アイスブレイクが済んだら、アイディアを持っている人が1人ずつみんなの前でピッチをする、というActivityが行われることになりました。
全部で80名ほどがピッチをしたと思います。
僕は「友人と食事に行くとき、お互いの好みを踏まえて行き先をレコメンドしてくれるサービス」というアイディアを発表しました。
発表する時に気をつけたのは次の2点。
- 解決したい問題から話す
- その問題は皆さんも抱えてますよね!と問いかける
その後、参加者がJoinしたい企画に投票して上位10数個のアイディアのみを残してチームビルディングに映るということに。
幸い、僕のアイディアは上位に残り、チームを組んで解決に当たることになりました。
「何を解決したいのかがわかった」
「解決したい問題に共感した」
と言いながらJoinを表明して下さった方が多くいたのが嬉しかったです。
先ほど述べた2点を意識した結果だと思っています。
企画・開発・発表
チーム組んだあとは企画を練り、
Lean Startupの教えの通り仮説・検証を繰り返しながら2回のピボットをして
それのイメージが伝わるモックを作ったり顧客開発をしたりしていました。
最終的な発表は、僕の寸劇にあわせてデモを動かし、「解決したい問題」と「サービス使用のイメージ」「サービスの提供する価値」を伝えることを第一としました。
その後、実際の顧客開発で得た情報をもとに、MVPの実現性をPRしました。
また、私たちのサービスは「イベント後の打ち上げをサポートする」というものになったので、
実際にStartup Weekendイベント終了後の打ち上げを計画しており、
そのことに関する告知も同時に行いました。
私はチームリーダーとして全体の方針付けやタスクの割り振りを主に行いました。
最終的なプレゼンでもプレゼンターを努め、
寸劇時にシャウトしたりサービスの内容を説明したりシャウトしたりしていました。
怒涛の時間を過ごしたので懇切丁寧にブログ記事に起こすとオーバーフローするので省略します。
学んだこと・感じたこと
イベントの詳細については上述の通り書ききれないので、
全体を通して僕の学んだこと・感じたことをまとめてみます。
「実感をもって学べる」イベントだった
「アイスブレイク」についてのところでも述べましたが、まず最も感じたのがこれです。
これまで、自分でLean Startupの本などを読んで勉強したり、その他Webサイトで学んだことについて、私は理解したつもりでいました。
ただ、それはあくまでも上っ面の理解に過ぎなかったんだなと今では感じています。
実際にイベントでLeanな動きをしたところ、
「本で書いてあったあれはこういうことだったのか」
といった「実感」を得る機会が多々ありました。
「机上での勉強」だけでなく、それを実際に試し、実感を得ることで初めて「理解」できるのだと感じました。
イベント参加者について
参加するまで、本イベントは「超人の集まり」だと思っていたが、これはいい意味で裏切られました。
東京に行く1週間ほど前から、
「僕が会場でできることは無いかもしれない。僕は役立たずと思われるかもしれない。」
と思い、
「少しでも技術力を高めてから参加しよう」
ということで技術力強化週間を設けていました。
その1週間で、UIを作るためにBootstrapを、1人でもウェブサービスを作れるようになるためにflaskを、
ということで2種のフレームワークについて学び、実際に一つのサービスを開発・公開しました。
2chまとめのまとめ – 地獄アンテナ
が、いざ会場入りしてみると「超人」ではない人が大多数で、
それぞれが自分の出来る範囲で仕事をする、というスタンスだっした。
これには心底安心しました。
中には「何ができるかわからないけど。。。」と仰る方もいて、変に気負って参加した自分のプレッシャーが一気に開放されたのを覚えています。
実際、特にスペシャリストでは無い方も
「何かしらの仕事に取り組むことができた」
「自分のスキルを再発見した」
ということを仰っていたので、イベントに少しでも興味のある人は是非参加すべきだと思います。
「私」について
一番目立ちました。
サービス名である「Joinus」を連呼していたせいで、
「Joinusのpinkさん」
と覚えてもらい、色々な方からお声をかけて頂いたり名刺を頂戴したりしました。
自己紹介をする時に「キャッチコピー」「あだ名」をつけることって重要だなぁと再認識すると同時に、
「私は東京でも埋もれずにやっていけるかもしれない」
と自身を得る事もできました。
(余談ですが、来年度から東京で就職しますのでご縁のある方はよろしくお願いします。)
そんなこんなで
良いイベントでした。
ただ、
「いっぱいまなべました!まる」
となってしまわないよう、あの場で学んだことを活かして今後も頑張っていきたいと思います!
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