こんにちは
かねしろ@pinkrootです。
最近、短時間でウェブサービスを作って公開する、という取り組みをしています。
作るのは本当にシンプルなもので、例えば「10000時間の法則」というサービス。
これは、「10000時間の法則」という「物事をマスターするには10000時間取り組むといいっすよ」的な有名な法則を利用して、簡単な文章を作成するサービスです。
ユーザが「自分がマスターしたいもの」と「毎日何時間取り組むか」を入力すると、
「あなたは毎日XX時間取り組むことで、YY日午にZZをマスターするよ!」
といった文章を表示します。
実にシンプル。
コードもとても短いし、HTML, CSS, javascriptだけでできています。
取り組みから公開までかかった時間は2時間弱。
他にも、所持金を入力すると、「それを1円玉にしてぶち撒けると東京ドーム〇〇個分です」と教えてくれるサービスや、「1円玉にして積み上げるとスカイツリーの○%の高さになります」と表示されるサービスもあります。
あとは体重を入力すると1EUROコインの重さと比較して「あなたのカラダの価格はXX円です」と言ってくるサービスとか。
どれも「10000時間の法則」のプログラムを流用している部分がほとんどなので、10分程度で作って公開できました。
作っておいて言うのもなんですが、どれも「クダラナイサービス」です。
ではなぜ作るのか。
主な理由は3つ。
取り組む3つの理由
1.技術の勉強
サービスを作ることで、実際に「モノヅクリ」に役立つスキルを身につけることができます。
上述した「10000時間の法則」では、
「jQueryを用いてajaxな仕組みでフォームの値を受け取る」
「javascriptで計算・文字列生成を行い、それを非同期でページに反映」
という2つの技術を学ぶことができました。
他のサービスも同様に、毎回新たな学び・気付きがあります。
このような取り組みを続けていくことで学習が捗りますし、自らの中に蓄積される技術の他にも「自分が書いたコード」という欠けがえの無い財産も得ることになります。
すると、いざ大きなサービスを作ってみようとなったとき、圧倒的にスピードが上がるのです。
2.ユーザの行動を知る
ローカルで作って、ハイ終わり、ではなく公開することで得られるメリットが「ユーザからのフィードバック」です。
使い勝手の問題がフィードバックされてきたり、技術的なアドバイスが貰えたりなど、一人でこっそり開発するのとはワケが違います。
また、積極的にTwitterやfacebook、はてなブックマークとの連携を図っていくことで、
「どういうサービスがバズるのか」
「どうしたら人が集まるのか」
「何があれば拡散するのか」
「どの時間帯にアクセスが集中するのか」
など、沢山の情報を得ることができます。
これらの知見を活かすことで新しいサービスの開発は効率的になりますし、かつユーザからウケの良い物を生み出していくことができます。
3.収益化の勉強
最近作っているサービスにはGoogle Adsenseの広告を貼っています。
これは、ユーザがクリックすることで収益が発生する「クリック報酬型広告」というものです。
私がこれまで作ったサービス、「YOSAW(現在凍結中)」や「Twi-Lin」は、一切お金を生みませんでした。
それはユーザインターフェースの都合で広告を貼らなかったのが原因だったり、集客力・マネタイズプランが酷いものだったり、色々な背景があるのですが、正直、開発しても開発してもお金が生まれないのは寂しいものです。
私個人なら別に我慢して「アタリのサービス」を産めるまで耐えればいいのですが、一緒に開発しているメンバーからすると
「もう開発やめようかな」
とか
「バイト増やすんでプロジェクトから抜けます」
的な声が上がってもおかしくない状態です。
ということで、今回の取り組みで作っているサービスたちには「収益化」というテーマを掲げています。
個々の収益は少なく、毎日50円〜100円程度ではありますが、新サービス公開に伴うアクセス急増の日などには1000円以上の収益があることも。
実際、この取り組みを初めて2週間で10000円程度の広告収入が入っています。
このお金で開発メンバな後輩にジュースを奢ったりラーメンを奢ったりすることができるわけです。やったね!(笑)
サービスが増えると単純に収益も増え、それがサーバ代となったりドメイン代となったりするのです。
お金に余裕が生まれると微妙なところで躓かなくて済みそうです。
また、
「どういう広告だとクリックされるのか」
「広告の位置の違いによるクリック率」
「コンテンツとクリック率の関係」
「広告がUIに与える影響」
なども学ぶことができ、今後大きなサービスを作って、そのマネタイズプランを広告ベースにしようとする際に、これらの知見が役立つかと思っています。
と、いうことで、今後もこのような取り組みを続けて参ります。
応援よろしくお願いします。
あと、ぜひ他の方にもこのような取り組みをやって欲しいと思っています。
開発仲間が増えるのは嬉しいことですし、互いの知見を共有したりできるとみんなハッピーです。
さぁ、今日は何を作ろうか。
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