\リクルートを退職して起業しました/

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こんにちは。かねしろ@pinkrootです。

facebookには投稿していたのですが、9月末をもってリクルートを退職しました。

8月末日が最終出社日で、以降1ヶ月間はまるっと有給を頂いていたので、実態としては既に退職してまる2ヶ月以上経っていることになります。
あっという間なような、まだそれだけしか経っていないのか、というような複雑な感覚ですが。

せっかくなので、記憶が風化してしまう前にざっくりと振り返りをしてみたいと思います。

入社の背景や直後の所感

入社をしたのは2013年4月。リクルートホールディングスのネット領域人材採用という枠で新卒入社をしました。
今でこそ、ネット領域採用も職種ごとに細分化され、かつ年齢も問わないような形になっているようですが、当時は採用枠は一つで、一般的な新卒採用枠として大卒・院卒の同期が主だったと記憶しています。
時代は進んでいますね。

リクルートへの入社を決めた理由の一つが「近い将来の起業に必要なスキル・経験を得る」だったのですが、自分の会社を経営していたり、そのための準備をしていたりする同期に囲まれていることを認識したタイミングで「入社したのは正解だった」と感じました。
周りの環境や同期は大切ですね。

入社後、一人一つサービスを企画・開発・プレゼンして優勝者を決めるという研修があったのですが、学生時代多くのコンテストで賞を獲得しまくっていた天狗な僕は、見事にさくっと落選してしまい、層の厚さを認識するとともにリベンジを誓いました。懐かしい。
余談ですが、入社1年後の新人成果発表的なものでは、事前の宣誓通り社内での優勝をもぎ取りました。
目標を立てるって大切ですね。

取り組んだ仕事

この辺りはあまり詳しく言えないのですが、研修期間を除く3年間は人材採用領域(特に新卒採用)でざっくりと以下のような仕事に取り組みました。

  • 新規アプリ・ウェブサービスの企画・ディレクション(2年で7つ、かな?)
  • 内製開発を行うための体制づくり
  • Recruit Ventures(旧 NewRING)に採択されての新規事業検証
  • これまで分析が一切できていなかった事業のログ収集・可視化・分析プロジェクト
  • 某巨大サービスの機能・商品企画と開発ディレクション
  • 事業戦略(特にITを活用した中長期戦略)

アプリ・サービスの新規企画も入社直後から担当させて頂き、
連続リリース・継続的開発を行うための組織づくりも任せて頂き、
新規系だけではなく歴史ある大規模事業の企画や戦略も担当させて頂き、
と。
入社したタイミングでは想像もしていなかったような幅広い領域で経験を積ませて頂きました。

もちろん、多くの失敗もしてしまいましたし、やっている最中は右も左もわからず藻掻き続けていました。
入社してよかったと心から思います。なかなか他所では経験できないことばかりだったと思っています。

良き仲間にめぐり逢い、いざスタートアップ

リクルートに入社を決めた理由はもう一つ。
「兼業・副業が認められている」というものです。

人材輩出企業と言われているだけあって、本当に多くの方が自らの事業やプロダクト、プロジェクトを手がけていました。
社外での経験がリクルートの業務にフィードバックされるケースも多く、非常に良くワークしている仕組みだと感じています。

実際に僕も3年目の夏には同僚2名と会社を起こし、プロダクトをリリースしました。
それが今の株式会社misosil(ミソシル)であり、Tofu Analyticsです。

リクルートの業務に取り組みつつ、自らの会社にもコミットしていくのは非常に骨の折れることでありましたが、やりたいことを全力でやっている感が強いため、飽きることもダレることもなくバリバリと働いていました。
アドレナリンって大切ですね。

そんなこんなで、兼業状態で走り続けて約1年。
入社から3年半経ったタイミングで退職をし、現在は株式会社misosilにフルコミット状態です。

リクルートで経験したことや学んだことは大いに活きていますし、一方で新しく見えてきたこと・経験できていることも多分にあります。
毎日が濃密で、時間の感覚がおかしくなっています。(なので冒頭に書いた通り、退職してからの期間の捉え方が難しいのです…)

退職までに悩んだポイントや決め手、今後やりたいことについてもブログ記事にまとめようと思っていましたが、記事が存外長くなってしまいました。
3年半も勤めていたのでそりゃ当然か、とも思いますが。
というわけで、この記事についてはこのあたりで締めさせて頂き、その他の話題は別記事でということで。

それにしても、過去を振り返ってブログ記事を書くって大切ですね。

おしまい。

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